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インビザラインが割れた!なくした!
よくあるトラブルの対処法

インビザラインが割れた!なくした!<br>よくあるトラブルの対処法

こんにちは。港区芝「赤羽橋駅」より徒歩3分にある菊竹歯科医院です。

インビザライン治療中、誤った方法でマウスピースを取り扱うと、割れたりなくしたりすることがあります。

「インビザライン矯正中にマウスピースが割れたときはどうしたらいいの?」「マウスピースを再作製する場合、費用はかかるの?」などといった疑問をおもちの方もいるでしょう。

そこでこの記事では、インビザライン矯正で使用するマウスピースが割れたときの対処法や費用について解説します。マウスピースが割れる原因や予防法についても言及していますので、ぜひ参考にしてください。

インビザラインが割れてしまう原因

インビザラインが割れてしまう原因イメージ

インビザライン矯正で使用するマウスピースは、薄いポリウレタンという素材でできています。

しかし、ポリウレタン製のマウスピースに強い力がかかると、変形することや割れることがあるのです。

ここでは、インビザライン矯正で使用するマウスピースが割れる4つの原因について解説します。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、マウスピースが割れることがあります。歯ぎしりや食いしばりをすると、自分の体重の2〜5倍の力が歯にかかるといわれています。

歯ぎしりや食いしばりによってマウスピースに過大な負担がかかると、割れることがあるのです。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、インビザラインでの治療を開始する前に歯科医院で相談したほうがよいでしょう。

食事の際にマウスピースを外していない

インビザライン矯正中、食事や歯磨きの際には、マウスピースをご自身で取り外していただく必要があります。

しかし、外出先などではマウスピースの着脱が面倒になり、つけたまま食事をしている方もいるかもしれません。マウスピースをつけたまま食事をすることを想定して作られていないため、噛む負担がかかると割れることがあるのです。

食事をする際は必ずマウスピースを外す習慣を身につけましょう。

マウスピースの着脱方法を間違えている

マウスピースの着脱方法を間違えていると、無理な力がかかって割れることがあります。例えば、マウスピースを片手で着脱したり、噛んで装着したりすると割れる可能性があるでしょう。

マウスピースは毎日着脱する必要がありますので、正しい着脱方法がわからない場合は歯科医院で確認しましょう。

マウスピースをケースで保管していない

インビザラインで使用するマウスピースは食事や歯磨きの際に取り外します。ティッシュなどに包んで保管すると、気付かないうちにマウスピースに負荷がかかり、変形・破損することは珍しくありません。誤って捨ててしまう可能性もあるでしょう。

マウスピースの変形や破損、紛失を防ぐためには、ケースで保管することが大切なのです。

インビザラインが割れたときの対処法

インビザラインが割れ歯科医師へ相談している人

ここでは、インビザラインで使用するマウスピースが割れたときの対処法について解説します。

すぐに歯科医院を受診する

マウスピースが割れたときは、割れたマウスピースの装着を続けたり、ご自身で修理したりせず、すぐに歯科医院を受診してください。ご自身で修理したマウスピースや割れたマウスピースを装着すると、治療に悪影響が出る場合があります。

歯科医院でお口の中やマウスピースを確認してもらい、歯科医師の指示に従ってください。割れの程度によっては、修理できる場合もあります。

しかし、割れた範囲が大きい場合などは、再作成が必要になるでしょう。マウスピースの再作成には時間がかかるため、割れた段階ですぐに歯科医院を受診することが大切です。

1つ前のマウスピースを装着する

インビザラインのマウスピースが割れて何も装着しない状態が続くと、後戻りが起こる場合があります。そのため、1つ前に使用していたマウスピースを装着して、何も装着していない期間を作らないことが大切です。

このように、前に使用していたマウスピースを装着することもありますので、すぐに捨てずに保管しておきましょう。

1つあとのマウスピースを装着する

マウスピースの交換時期が目前の場合、1つあとのマウスピースを装着する場合があります。

ただし、交換時期が先なのにも関わらず新しいマウスピースに交換すると、痛みが出たり、治療に支障が出たりする可能性があります。自己判断で治療をすすめず、必ず歯科医師の指示に従ってください。

インビザラインをなくす原因

インビザラインをなくす原因を考えている人

誤った方法でマウスピースを保管していると紛失する可能性があります。食事や歯磨きの際にマウスピースを取り外した際、ケースに入れずに机の上に置いたり、カバンの中にそのまま入れたりすると、紛失する可能性があるのです。

特に、マウスピースをティッシュに包んで、誤って捨ててしまうケースが多いでしょう。マウスピースを紛失すると治療期間が延びる可能性があるため、必ずケースに入れて保管してください。

インビザラインをなくしたときの対処法

インビザラインを持っている人

インビザラインで使用するマウスピースをなくした場合も、すぐに歯科医院を受診してください。お口の状態によっては、マウスピースを再作成せずに治療をすすめられる場合もあります。

しかし、多くの場合は再作成が必要になるでしょう。新しいマウスピースが届くまでは、後戻り防止のために1つ前のマウスピースを装着してください。

なお、新しいマウスピースが届くまでは治療をすすめることができません。そのため、治療期間が延び、場合によっては費用がかかることもあります。治療をスムーズにすすめるためには、マウスピースをなくさないことが大切なのです。

インビザラインの修理・再作製にかかる期間や費用

インビザラインの修理・再作製にかかる費用イメージ

インビザラインで使用するマウスピースの修理・再作製にかかる期間・費用は、以下の通りです。

マウスピースの修理にかかる期間・費用

マウスピースが割れた場合でも、亀裂が入っただけであれば修理可能です。歯科医院を受診して、簡単な修理で対応できるでしょう。また、違和感がなく、装着しても問題ないことが確認できれば、修理せずにそのまま使い続けられる場合もあります。

マウスピースの修理費用は、1万円以下であることがほとんどです。歯科医院によっては無料で対応してもらえる場合もあるでしょう。

マウスピースの再作製にかかる期間や費用

マウスピースが大きく割れた場合やマウスピースをなくした場合は、再作製をします。マウスピースの再作成には1ヵ月程度かかります。費用は1万円以上かかることが一般的です。

このように、マウスピースを破損・紛失するというトラブルが起こると、余分に治療期間も費用もかかるため、マウスピースは大切に取り扱いましょう。

インビザラインを割る・なくさないためにできること

インビザラインをケースに直す人

インビザライン矯正で使用するマウスピースを割ったりなくしたりしないためには、以下の点に気をつけるとよいでしょう。

外したマウスピースはケースに入れて保管する

誤った方法でマウスピースを保管すると、割れたりなくしたりする可能性があります。そのため、マウスピースを外した後はケースに入れて保管することを徹底することが重要です。

食事の際は必ずマウスピースを外す

インビザラインの治療前にも説明があるかとは思いますが、食事の際には必ずマウスピースを外してください。マウスピースを装着したまま食事をすると、割れる可能性があります。また、マウスピースに汚れが付着して、お口の中が不衛生な状態になります。

食事をする前にマウスピースを外し、歯磨きをした後はすぐに装着する癖をつけましょう。

正しい方法でマウスピースを着脱する

インビザライン矯正で使用するマウスピースはやわらかい素材で作られているため、誤った方法で着脱を行うと割れることがあります。

注意したいポイントを以下に解説します。正しい方法でマウスピースの着脱を行いましょう。

正しい付け方

マウスピースの正しい付け方は、以下のとおりです。

  1. マウスピースの上下を確認する
  2. 前歯から奥歯に向けて装着する
  3. チューイーを噛む

マウスピースを噛んで装着したり、一方向から装着したりすると、無理な力がかかって変形・破損の原因になります。マウスピースを両手で持ち、正しい方法で装着しましょう。マウスピースを装着した後は、チューイーを使用して、歯列に密着させることも大切です。

マウスピースの交換直後だったり、アタッチメントをつけていたりすると、マウスピースの装着が難しい場合もあります。このような場合は、歯科医院で正しい装着方法を教えてもらうとよいでしょう。

正しい外し方

マウスピースの正しい外し方は、以下のとおりです。

  1. 左右どちらかの奥歯の内側に指をかけて外す
  2. 反対側の奥歯も同様にして外す
  3. 両手で奥歯から前歯の順に外す

マウスピースを外す時は、装着する時とは反対で奥歯から前歯に向かって外します。左右どちらかの奥歯の内側に指を引っかけてマウスピースを浮かせたら、反対側も同様に行います。

この時、奥歯から前歯、前歯から奥歯というように、片手で一方向に外さないようにしましょう。両手でマウスピースを持ち、奥歯から前歯に向かって外さないと、変形や破損を招くことがあります。

慣れるまでは難しいかもしれませんが、毎日繰り返すことでできるようになります。はじめのうちは、鏡を見ながら着脱するのがよいでしょう。

まとめ

インビザラインを持っている人

インビザライン矯正で使用するマウスピースはやわらかい素材でできているため、無理な力がかかったり、誤った方法で保管していたりすると、紛失・破損のリスクが高まります。マウスピースが割れても、状態によっては修理できる可能性があります。

しかし、大きく割れた場合やなくした場合は、再作成が必要です。マウスピースの再作成には1ヵ月程度かかり、費用がかかる場合もあります。インビザライン矯正をスムーズにすすめるためにも、マウスピースを取り外したら必ずケースに入れて保管しましょう。

インビザラインを検討されている方は、港区芝「赤羽橋駅」より徒歩3分にある菊竹歯科医院にお気軽にご相談ください。