こんにちは。港区芝「赤羽橋駅」より徒歩3分にある菊竹歯科医院です。
虫歯や歯周病で歯を失った場合の治療方法として検討されるのが、入れ歯やブリッジ、インプラントです。中でもインプラントは他の歯への負担が少なく、見た目もきれいに仕上がるためメリットの多い治療法とされています。
しかし、どんな治療にもデメリットがあります。インプラントを検討していても「デメリットはある?」「入れ歯やブリッジと何が違うの?」と悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、インプラントの治療方法やメリット・デメリット、入れ歯やブリッジとの違いについて解説します。インプラントを検討中の方や、どの治療方法を選べばいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
インプラントとは?
インプラントとは、あごの骨にネジ状の部品を埋め込み、人工歯を装着する治療方法です。インプラント体と呼ばれる人工歯根を埋め込んで人工歯を装着するため、安定性が高いです。自身の歯と同等の噛む力を取り戻せることが特徴でしょう。
入れ歯やブリッジなどの治療とは異なり、健康な歯を削らずに処置できる点や、見た目が美しい点が大きな特徴です。また、耐久性が高く、定期的にメンテナンスに通ってきちんとケアをすると、10年〜15年程度は使用できる点も人気の理由でしょう。
インプラントとは、健康な歯に負担をかけずに失った歯を補い、天然の歯のような安定性と審美性を得られる治療方法です。
インプラントのメリット
インプラントは、歯を失った方にとってメリットの多い治療方法です。インプラント治療のメリットは、以下の4点です。
- 健康な歯への影響がない
- 自分の歯と変わらない感覚で噛める
- 見た目が美しい
- 骨が痩せるのを防げる
インプラントのメリットを把握し、治療への理解度を高めましょう。
健康な歯への影響がない
インプラントは、周囲の健康な歯を削らずに治療できます。周りの歯を支えにせず、独立して治療ができるため周囲の歯に負担をかけることがありません。
削った歯は寿命が短くなるため、健康な歯をできるだけ多く残したい方にとって、インプラントはメリットの大きい治療方法です。
自分の歯と変わらない感覚で噛める
インプラントのメリットは、自分の歯と変わらない感覚で使えることです。入れ歯にした場合は、違和感があったり食べ物が挟まったりする場合があるため、しっかり噛めずに悩んでいる方も多くいます。
インプラントは人工歯根を直接埋め込み、土台がしっかりある状態で人工歯を取り付けます。自分の歯の構造と近いので、天然歯のように使用できるのです。食べ物をしっかり噛めたり異物感や違和感がなかったり、日常をストレスなく過ごせるでしょう。
健康な歯と変わらない感覚でいられるのは、大きなメリットのひとつです。
見た目が美しい
見た目が美しい点も、インプラントのメリットです。歯を失った場合の治療方法は、インプラントの他にも入れ歯やブリッジなどがあります。
しかし、色が不自然になったり金具が見えたりするケースがあるため、気になる方も多いでしょう。インプラントの人工歯には、セラミックやジルコニアなどの素材が使われることが多く、天然の歯に近いため違和感のない美しい仕上がりになります。
見た目を気にすることなく日々過ごせるので、今までと変わらず人前で口を開けて笑えるでしょう。
骨が痩せるのを防げる
天然歯を歯根まで失うと、咀嚼した際の刺激が顎の骨に届かなくなります。刺激がなくなると骨は次第に痩せてしまい、周囲の歯にも影響を及ぼす可能性が高まるでしょう。
一方、インプラント治療はあごの骨に人工歯根を埋め込むため、咀嚼すると骨まで刺激が伝わります。日常的に刺激を与えることで、あごの骨が痩せるのを防ぎ健康に保てるメリットがあります。
インプラントのデメリット
メリットの多いインプラントですが、どんな治療方法にもデメリットは存在します。インプラントの主なデメリットは、以下の3点です。
- 保険適用外で価格が高い
- 感染症のリスクがある
- 治療期間が長い
メリットだけでなく、デメリットもきちんと理解して治療を受けることが大切です。
保険適用外で価格が高い
インプラントのデメリットは、価格が高くなる点です。インプラント治療には健康保険が適用されないため、保険診療の入れ歯やブリッジと比べると価格が高額になります。
また、治療が終わってからは定期的なメンテナンスが必要になるため、維持費もかかるでしょう。
ただし、インプラントの治療費は医療費控除の対象になることが多いです。1年間に10万円以上の医療費が発生した場合、所得に応じて一部が返還されます。
インプラント治療を行う場合は、確定申告の際に医療費控除の申請を行いましょう。医療費の負担を軽減できます。
感染症のリスクがある
インプラントは天然の歯に比べると、細菌に感染しやすいデメリットがあります。通常、天然の歯根と歯肉の間には、細菌の侵入を防ぐ歯根膜と呼ばれる組織があります。
しかし、インプラントには歯根膜がありません。そのため、インプラント周囲炎と呼ばれる疾患にかかる可能性が高くなり、悪化するとインプラントが脱落するケースもあります。
日頃のケアを欠かさず行い定期的な検診を受けることで、インプラント周囲炎は防げるため過度の心配は不要です。
治療期間が長い
インプラントは、入れ歯やブリッジと比較すると治療期間が長いです。症状によって異なりますが、約4ヶ月〜6ヶ月程度の治療期間がかかるでしょう。
他の治療と比べると治療期間が長くなるため予定が立てづらく、通院が手間になる可能性もあります。治療を受ける前に、期間や長期的な予定などの確認をしておきしょう。
入れ歯やブリッジとの違い
インプラントとその他の治療法の決定的な違いは、周囲の歯を削らずに治療する点です。他にも異なる点があるので、入れ歯やブリッジとの違いを解説します。
それぞれの治療方針をしっかり理解し、自分に合う治療方法を見つけましょう。
入れ歯とインプラントの違い
入れ歯とインプラントは失った歯を補う代表的な治療方法ですが、いくつか違いがあります。入れ歯は、失ってしまった歯と、その周囲の歯茎や粘膜を補うために作られる装置で、取り外しが可能です。
保険診療では低コストで作成でき、取り外しが可能で掃除しやすいなどのメリットがありますが、装着しているときに違和感を覚える方が多いです。また、見た目が劣ることもデメリットでしょう。
インプラントは保険が適用されないので高額ですが、審美性・機能性が高く、違和感なく使用できます。
ブリッジとインプラントの違い
ブリッジとインプラントの決定的な違いは、健康な歯を削ることです。ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って土台とし、被せ物をする治療です。また、ご自身で取り外すことはできません。
食事や会話も自然にでき、素材の選び方次第では審美性にも優れ、違和感のない仕上がりになります。
ただし、ブリッジはインプラントと違い、他の歯に負担がかかる点に注意が必要です。費用の違いや、周囲の歯への負担があることを考慮し、自分に合う方を選びましょう。
まとめ
インプラントは、他の治療法に比べると費用は高額になりますが、健康な歯への負担が少ないメリットの多い治療方法です。噛みやすく、天然の歯と変わらない見た目を回復できるので、日常のストレスを軽減できるでしょう。
自信がついたり前向きになったり、気持ちが変化する可能性もあります。
ただし、デメリットがあることも考慮しなければいけません。ご紹介したメリット・デメリットを踏まえ、担当医師に相談しながらインプラントを検討し、自身に合う治療法を選びましょう。
インプラント治療を検討されている方は、港区芝「赤羽橋駅」より徒歩3分にある菊竹歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、一般歯科や審美歯科、矯正歯科など小児歯科など、さまざまな診療を行っています。診療案内はこちら、お問い合わせフォームもご用意しておりますのでぜひご活用ください。