こんにちは。港区芝「赤羽橋駅」より徒歩3分にある菊竹歯科医院です。
近年注目されている炭酸水素塩ホワイトニングとは、どんなホワイトニングなのでしょうか。炭酸水素塩ホワイトニングは、従来のホワイトニングよりも痛みやしみが少なく、歯の内部まで白くできる新世代のホワイトニングです。
今回は、炭酸水素塩ホワイトニングのメリット・デメリットや施術内容、費用について詳しく解説します。炭酸水素塩ホワイトニングを検討している方や、どのようなホワイトニングを受けようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
炭酸水素塩ホワイトニングとは?
炭酸水素塩ホワイトニングは、歯を漂白する作用のある過酸化水素に、炭酸水素塩を加えた薬剤を使用する新世代のホワイトニングです。炭酸水素塩によって漂白効果を最大限に高め、エナメル質の表層だけでなく、内部の象牙質まで漂白効果のある薬剤を浸透させます。
そのため、従来のホワイトニングに比べて、より白くより自然に仕上げることができます。光活性化装置を使用することで、さらに漂白効果が上昇して理想的な白さを得られるでしょう。
炭酸水素塩ホワイトニングのメリット
炭酸水素塩ホワイトニングには、痛みやしみが少なく、1回の施術で白くなるなどのメリットがあります。それぞれ詳しく確認しましょう。
痛みやしみが少ない
ホワイトニングでは、歯がしみる・痛む症状が出ることが多いです。
しかし、炭酸水素塩ホワイトニングでは、強い薬剤を使用しなくても歯を白くできます。光活性化装置を使用することで、漂白効果を上げることができるためです。
不快な症状が出るほど強い薬剤を使用しないため、薬剤による痛みやしみを感じることはほとんどありません。
1回の施術で白くなる
炭酸水素塩ホワイトニングでは、歯の表面のエナメル質だけでなく、内側の象牙質まで薬剤を浸透させます。ホワイトニングの薬剤に光を照射することで、薬剤の成分が活性化して漂白効果を上げることができるため、1回の施術でも白さを実感できるでしょう。
炭酸水素塩ホワイトニングは、歯科医院での施術だけで歯を白くすることができるため、セルフケアは面倒で続けられないという方にも向いています。
専門家による施術が受けられる
炭酸水素塩ホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニングです。万が一痛みやしみを感じてもすぐに対処してもらえるため、安心してホワイトニングを受けられるでしょう。
施術前には必ず口腔内の状態を確認するので、問題がある場合も迅速に対応してもらえます。
失活歯やテトラサイクリン歯も白くできる
炭酸水素塩ホワイトニングでは、通常のホワイトニングの効果が出にくい失活歯やテトラサイクリン歯も白くできます。
失活歯とは、神経が壊死した歯のことです。虫歯治療で神経を除去した場合も同様ですが、神経が壊死している歯は黒っぽく変色することがあります。
テトラサイクリン歯とは、0〜12歳頃の歯の形成期に、テトラサイクリン系の抗生物質を服用した副作用で変色した歯のことです。
失活歯やテトラサイクリン歯は、基本的に通常のホワイトニングでは白くなりません。そのため、ウォーキングブリーチという失活歯に向けたホワイトニングを受ける、ラミネートベニアを行うなど、ほかの歯とは異なる特別な処置を行って白くする必要がありました。
しかし、炭酸水素塩ホワイトニングは失活歯やテトラサイクリン歯にも効果を発揮します。ほかの施術を受けなくてもすべての歯をホワイトニングできることは、大きなメリットでしょう。
炭酸水素塩ホワイトニングのデメリット
炭酸水素塩ホワイトニングには、いくつかのデメリットがあります。炭酸水素塩ホワイトニングを受けようかお悩みの方は、事前に確認するとよいでしょう。
食事制限がある
色素沈着を防ぐために、施術後30分は飲食を控える必要があります。施術後以外の食事制限は特にありません。
薬剤を使用する際、痛む・しみる症状が出ることがある
ホワイトニングの薬剤の成分によって、痛みやしみを生じることがあります。エナメル質が薄い方や、歯の表面に亀裂が入っている方は、しみることがあるでしょう。
しかし、痛みやしみはほとんどない方が多いです。違和感も一時的なものなので心配ありませんが、どうしても痛みやしみがつらい場合は、歯科医師に伝えてください。
薬剤の濃度を下げる、施術時間を短くするなどして対応します。オプションでしみ止めを行う歯科医院もあるため、痛みやしみが心配な方は事前に相談するとよいでしょう。
色戻りしやすい
ご自宅で行うホームホワイトニングや、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングに比べると、炭酸水素塩ホワイトニングは色戻りしやすいです。
効果を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが必要です。1~3か月に一度、オフィスホワイトニングをすることで白さを保てるでしょう。
奥歯は白くできない
奥歯はライトの光が届かないため、白くすることができません。炭酸水素塩ホワイトニングは、ライトの光が当たる範囲のみ施術可能です。
炭酸水素塩ホワイトニングの施術内容
炭酸水素塩ホワイトニングの施術時間は、初回は90分ほど、2回目以降は45分ほどかかります。一度で希望の白さにすることが難しい場合は、何度かホワイトニングを行う必要があるでしょう。
炭酸水素塩ホワイトニングの施術の流れを、詳しく解説します。
口腔内診査・カウンセリング
口腔内の状態や歯の色を確認します。どの程度まで白くしたいか、いつまでに白くしたいか、予算はどのくらいかなどの要望を伝えましょう。
歯の質や状態、予算の希望に合わせ、一人ひとりに合った適切なホワイトニングを提案します。
クリーニング
着色や汚れの付着の状態を確認し、薬剤がしっかりと効果を発揮できるように口腔内の汚れを落とします。汚れが付着していると、薬剤の浸透が妨げられてホワイトニングの効果が下がるためです。
ホワイトニング剤の塗布・光の照射
ホワイトニングの薬液が歯茎につかないように保護して、歯にホワイトニングの薬剤を塗布します。塗布後、目や肌を保護したうえで、薬剤がしっかりと反応するように角度を調整しながら5~10分ほど光を照射します。当院の光の照射時間は、1回10分です。
特殊な光を照射することで薬剤の成分を活性化させれば、スピーディーに歯を白くする効果が期待できるでしょう。
ホワイトニング剤を除去し、ホワイトニング剤の塗布・光の照射を2~3回ほど繰り返し行います。
歯の色のチェック
施術後、ホワイトニングの効果がしっかりと出ているか、色のチャートを用いて確認します。注意事項も説明されるのでしっかり確認してください。
施術後30分は着色しやすいため、飲食は控えましょう。
炭酸水素塩ホワイトニングの費用
炭酸水素塩ホワイトニングの費用は、保証の有無や施術範囲、照射回数などによって異なります。費用の相場は、20,000~100,000円ほどでしょう。当院では33,000円〜提供しています。
オプションで、色戻り防止磨きやしみ止めを行う歯科医院もあります。歯科医院によって費用や提供しているオプションは異なるので、施術前に確認するとよいでしょう。
当院では、しみる症状が強く出る歯がある方にはしみ止めの処置を行っております。安心して施術を受けていただけるので、ぜひご検討ください。
まとめ
炭酸水素塩ホワイトニングは、歯を漂白する作用のある過酸化水素に、炭酸水素塩を加えた薬剤を使用して歯科医院で行うホワイトニングです。
過酸化水素に炭酸水素塩を加えることで、薬剤による痛みやしみを出にくくしています。歯の表面のエナメル質だけでなく、内側の象牙質まで薬剤が浸透するため、従来のホワイトニングよりも歯を自然で白くすることが可能です。
炭酸水素塩ホワイトニングの施術は、まずお口の中の状態や歯の色を確認することから始まります。歯をクリーニングして、歯にホワイトニングの薬剤を塗布して光を照射し、薬剤の成分を活性化させます。
最後に、歯の色を確認し、注意事項の説明が行われるでしょう。施術後は、30分ほど飲食を控えるように指示されることが多いです。歯科医師の指示に従って過ごしてください。
炭酸水素塩ホワイトニングの費用は、20,000~100,000円ほどです。歯科医院によって費用やオプションが異なるため、事前に確認するとよいでしょう。
当院では33,000円〜提供しており、ご希望に合わせてしみ止めの処置を行っています。痛みやしみの症状が出にくいため、炭酸水素塩ホワイトニングは非常に注目を集めています。
炭酸水素塩ホワイトニングを検討されている方は、港区芝「赤羽橋駅」より徒歩3分にある菊竹歯科医院にお気軽にご相談ください。